FXの基本的な取引きの流れと用語
始めて取引きをする時、取引き画面を見ても何をするとどうなるかよくわからなかったので簡単なメモを記しておく。ここでは、買い・売り判断に関する事は書いてなく、単純な取引き手順となる。
目次
取引き画面を開く
持ってる取引き口座にログインして、取引きを始める準備をする。
取引き方法を決める
ここで、取引き方法を決める。一旦自分のスタイルを決めてしまえば、あまり変わる事はない。
a. 成り行き注文
成り行き注文とは、自分のタイミングでレートを指定せず、リアルタイムに注文する事。買うタイミング、売るタイミングも自分で行う為、随時、又は逐一チェックできる場合など。
取引き画面にAsk , Bid と表示されている事が多く、Ask が買い、Bid が売り、である。
b. 指値注文
指値注文とは、為替値を指定して行う注文方法。
例えば、1ドル110円になったら買う(又は売る)、という注文方法。自分の戦略上、読みがある場合など。
その他、以下の設定が出来る。
c. 逆指値注文
逆指値注文は、自分の行った注文の逆に対する指値注文。
例えば、上がると思い1ドル100円で買ったとする。予測と異なり、もし1ドル98円になったら売りたい、というような場合に、1ドル98円になったら売る、というような設定である。
リスク管理となる為、設定しておいた方が良い場合が多い。
d. OCO 注文
2つの場合の指定注文が出来る。
例えば、1ドル 110円で買っていて、2つの場合の売り注文が出来る。一つは、112円になったら売る、もう一つは109円になったら売る、というような注文。一つは利益確定、一つはリスク管理というように注文出切る便利な注文方法。
e. IFD 注文
IFD とは、 If done の略で、もし、こうなったら、というような意味。注文方法は2パターンある。
①もし、1ドル100円になったら買い、110円になったら売る、というような注文。
②もう一つは、1ドル100円になったら買い、98円になったら売る、というような注文
①は利益確定額を指定、②はリスク確定額を指定している注文。次に紹介するIFOがある今、このIFDを使うメリットは自分にはあまりわからない。(使えるとしたら②くらいでしょうか。エントリーしておき、利確は自分で判断)
f. IFO 注文
IFO 注文はIFDの進化版みたいな感じで、利確値、リスク確定値を指定して注文できる。つまり、一つの取引きを全て自動で行える。
例えば、
もし、1ドル100円になったら買い、110円になったら売る(利益確定)、98円になったら売る(ロスカット)というような注文方法である。
注意点として、IFO注文したからと言って、チャートを見ないで良いわけではない。
たとえば、1ドル100円で買い、110円で売り(利確)、98円で売る(ロスカット)で注文したとする。放置している間に、1ドル109円になったが、また下がり98円になり売り注文が入れば、利益を出せる可能性があったのに結局損をする事になる。(上図参考)
メリットは、心理的介入無しに機械的に取引きができ、利確のみ介入するような使い方をする。
以上が注文方法となる。
チャートをチェックできるなら成り行き+逆指値注文が一番お手軽に出来る。(自分の場合)自分のスタイルに合わせて注文すればよい。
注文する
取引き方法を決め、取引きタイミングが決まったら注文する。
注文すると、"約定"しました、というメッセージが出てくる。これで、注文が実行され、確定したという事になる。上の注文方法で説明していなかったが、実は注文から約定まで微妙な時間差がある事がある。
例えば、成り行きで表示価格100円で買い注文し、実際は100.1円で約定したとすると、確定額は100.1円となる。この差をスリッページという。
通常は注文通り約定する事が多いが、注文が殺到する時などは業者のシステム負荷がかかり大きなスリッページが発生する事がある。嫌な場合は、許容スリッページにて指定でき、それを超える場合は約定しない(確定しない)ようにする事が出来る。個人的にはちゃんとした業者を使ってればあまり気にしなくてよい。
このスリッページが大きくなるタイミングとしては、毎月第一週金曜日に発表されるアメリカ雇用統計の時など値動きが激しく、取引量も多いためこのタイミングで取引きするとスリッページが大きくなる。
利益確定
注文した取引きがうまくいき利益が出たら、利益確定する為に決済する。(買っていれば売り、売っていれば買いにて決済する)予想が外れ損している場合は、ロスカットする。(買っていれば売り、売っていれば買い決済)逆指値注文などをしている場合は、自動的に決済される。
以上が1取引きの流れで、繰り返し利益を積み重ねていく。利益は大きく、ロスは小さく、あまりよくばらない。
全体的な注意点として、買と売で値段に差があり(スプレッドという)、設定額を気を付ける事。買うときは買値のチャート、逆指値額を決める時は売値チャートを見て設定する、など。
注文方法が色々あって難しく見えるが、よく見ると簡単。
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