FXで稼げる仕組み : 為替変動
ここでは改めて為替変動により利益を出す方法について検討する。
目次
FXでお金が増える理由 その2
FXでお金を増やす方法としては主に2種類ある。一つは一番始めに記載した為替差による方法、二つ目は通貨スワップによる方法である。ここでは、為替変動によりお金を増やす方法について記しておく。
その1スワップ金利編が知りたい人はこちらへ。
為替変動とは?
為替変動とは、読んで字の如く交換レートの動きの事である。下の図を見てほしい。2021年の1年間の日本円とアメリカドルの交換レートだ。縦軸は1ドルは日本円でいくらか、横軸は時間(1年間)である。常にギザギザしており、例えば1月は1ドル105円くらい、6月は110円くらい、12月は115円くらい。
このようにお金の交換レートは常に変動していて、これを利用して利益を得ようというのがFXである。
なぜ変動するのか?
変動により利益を得るというのは説明済みなので詳しくは割愛するが、要は安く買って高く売る、である。
110円で買って115円で売れば、5円の利益である。FXでは、例えばUSドルを高く売っておいて、安く買うという事も出来る。
例えば、115円の時にUSドルを売り、110円の時にUSドルを買い戻すと、同じく5円の利益となる。
ここまで簡単に、為替変動を利用し利益を得る、という説明をした。
ところで、どうやって安い、高いを判断し、いつ買っていつ売ればいいのか?ここが一番難しいところであり、一番重要な点で、永遠のテーマである。まず、なぜ変動するかについてだが、原理は簡単だ。ほしい人がいっぱいいれば高くなり、いらない人がいっぱいいれば安くなる。
例えば、日本円とアメリカドル。日本が色々な製品を作り、アメリカ人がたくさん物を買いたいとする。そうすると、アメリカは日本円がたくさん必要になる。また、日本が観光で魅力的な場合、旅行者がたくさん来て日本円に両替する。すると、アメリカドルに対し、日本円がたくさん交換される事になり、
日本円の価値が上がっていく。また、投資家も自国の通貨だけもっておくのではなく、安定した国のお金に両替してもっておいたりもするし、為替変動で利益を出そうとする者もいる。実際には、経済、投資家の思惑などが絡み、通貨の動きを予測するのは難しい。
まったくわからないのであれば、上がるか下がるかの1/2の確率なので、博打となってしまう。
そうならないよう、ある程度判断をする方法がある。未来の事なので確実ではないが、1/2の確率を少しでも上げて行く事が重要であり、経験も必要となる。
どうやって判断するか?
為替が変動する要素は多すぎて、100%予測する事は難しい。ただし、ヒントを基に、ある程度変動を予測する事がFXをする上で重要となる。
そのヒントは大きくわけて2つある。
ファンデメンタル分析
為替変動は経済状況により起こる事は語ったところであるが、その経済状況を見て予測するのがファンデメンタル分析と言われる。例えば、各国のGDPや雇用統計、輸入・輸出状況などを見て為替の動向を予測する。こちらはある程度経済学的な知識が必要となる。
詳しくは別記事で勉強していく。
テクニカル分析
為替の動きを分析して、動向を予測するのがテクニカル分析となる。
例えば、過去の値動きの平均値を見て、今上がっていっているのか、下がっていってるのかを判断したり、取引量を見て今買われすぎの状態なのか、売られすぎの状態なのかを判断し、為替の動向を予測したりする。こちらもある程度知識が必要だが、ファンデメンタルよりは入門しやすい。
こちらも詳しくは別記事で勉強していく。
まとめ
- 需要により為替は変動する
- 経済状況、投資家などの思惑が絡む
- ヒント1は経済状況を見るファンデメンタル分析
- ヒント2は過去の値を分析するテクニカル分析
- よくわらからず取引きする事は博打(50%以下)
- 為替変動が肝であり、いろいろ検証していく
今回は記事内容としては少ないが、以上。別記事にてファンデメンタル、テクニカル分析についてのメモを作っていく。
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